痩せて美肌になるパワーフード、サーモンを取り入れよう

courtesy of @mirandakerr via Instagram

海外発のパワーフードが流行る中、見落としがちになってしまうのが日本国内の食材。国内で生産されたものを国内で消費しようという「国産国消」の観点からも、日本でも採れる食材を積極的に摂りたい所です。そこで今回は、ダイエットにも美肌にもチカラを発揮してくれる「鮭（サーモン）」をご紹介。日本人になじみの深い食材の知られざるパワーに迫ります。

ダイエットに！モデルの食卓にはサーモンが常連
引き締まった身体をつくるにあたって欠かせないのがたんぱく質。肌や髪など、多種多様な細胞を作るにあたっても必要な栄養素です。そんなたんぱく質はサーモンに多く含まれ、鮭の切り身には約20gほどもあるのだとか。さらにうれしいのは他の魚や肉類などと比べて低カロリーなところ。ダイエットの本命食材として挙げられるのもうなずけます。

また、モデルのミランダ・カーも、来日した際にはコンチネンタルブレックファーストではなく、鮭を主体とした和食をチョイス。良質なオイルも豊富なので、忙しい女性にこそ摂るべき食材といえますね。

美肌の本命成分！アスタキサンチンとは？
鮭に含まれる美容成分で有名なのが抗酸化作用の高いアスタキサンチン。今や化粧品の成分の定番となりましたね。鮭は産卵のために、川の上流をめがけて登っていきます。その際に多くの紫外線を浴びてダメージを受けてしまった皮膚を修復したり、身体を動かすことによって生じた活性酸素を除去する必要があり、この役割を担ってくれるのが「アスタキサンチン」です。

抗酸化力がとても高いため肌や体内のアンチエイジングのためには欠かせません。また、これからは紫外線が強い季節なのでぜひ味方につけたいですね。

どのようにして摂れば良い？
鮭は国産のものから、アスタキサンチンの含有が特に多い紅鮭まで種類が豊富。ベストな摂り方は、ビタミンCを含んだレモンと併せることです。こうすることで、アスタキサンチンの効果もアップし、美白にも繋がります。

一方、ダイエットを考えている人は、ホイル焼きなどがオススメです。他の魚と異なり臭みのないサーモンは、きのこをはじめとする野菜と一緒にホイルに包んで蒸せば、たんぱく質たっぷりなボリューム満点の一皿に。15～20分程度で完成するので忙しい平日の夜でもぴったりです。

ただし、市販の鮭フレークやスモークサーモンは塩分が多く、加工の際に余分な添加物や保存料などが入っている可能性も。できる限り天然のものを自身で調理するようにしましょう。

トレンド食材に目移りしがちですが、長く日本人に愛されている食材にはそれなりの理由があります。今一度、食材をはじめ、日本食を見直してみるのも良いですね。