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2020-01-17

【オーダー編】運命のビジネスワンピースを求めて

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Bonjour à Tous!
明けましておめでとうございます!

2019年は皆さんにとってどんな1年でしたか。私は令和元年5月に無事会社を設立し、何かと忙しい日々を送っていました。

今年こそはこちらのホームページでも海外美容の情報をたくさんアップしていけたら良いなと思いますが、果たしてどうなるか…。今月もすでに半ばへとさしかかっていますが(笑)、気長に頑張ります!

さて、そんな慌ただしい転換期を迎えたとき、仕事でも変化が生まれたり様々な方にお会いする機会が増えたのですが、ふとクローゼットに並ぶワードローブを見渡して思ったことが、

「着たいと思える服がない!」

ということ。これまで似合っていたものがある日突然しっくり来なくなる“あの感覚”を奇しくも再び味わうことになったのです…。

初めてアポイントを取って会う方や大切な商談に自分を少しだけ後押ししてくれたり、気分のスイッチを入れるものってメイクアップや香水に関しては沢山あるのですが。よく考えたらファッションに関しては1着もないということに気づいたのでした…。

nathalie実はこのワンピースもリメイク屋さんで首元をカットして開けてもらうという地味〜な苦労が(泣)
生地も体型に合ってなくてラインがポコポコ。仕事ではもう少し洗練さが欲しいところ。

そんな背景から、オーダーのワンピースを作ることにしたのですがその最大の理由はやはり、

「自分にマッチした運命の1着が欲しかったから」

この一言に尽きます。これまで着ていた既製品のワンピースでは体型や自分が好む色みもあって、カジュアルに寄り過ぎたり上半身や胸元にボリュームが出てしまうのが私の大きな悩み。ガラスの靴のように、自分にぴったり合ったワンピースを見つけたくても、現実的に考えて貴重な休みの数時間もをそれに費やすわけにはいかず。かくして、私の“運命の1着”探しは難航を極めていたのです。美容系の仕事にも関わらず、大好きなワンピースを着られない日々が続きました。

男性がいわば戦闘服としてのスーツやシャツをオーダーメイドするように、女性だって体にフィットしたオーダーメイドの服を着用するということ、そして何よりも“スタイルを突き詰めたアウトフィットで仕事に臨む”という、仕事人としての意識が女性にとってもスタンダードになっていいのでは、と切に感じたのです。

そこで今回お世話になったのが、東京のオーダードレスサロン「カルリエ クチュール」さん。

ウェディングドレスをはじめフォーマルドレスやビジネスワンピース、レースブラウス、さらには素敵なアクセサリーや小物までを手がけるのは、日仏ハーフのデザイナーエミリさん。ヨーロピアンシックなテイストを織り込みながら“オリジナルの1着”を仕上げてくれます。

「よし!作ろう!」と決まったら早速エミリさんにアポイントを取って打ち合わせ。(我ながらこういう瞬発力はあるのです 笑)

都内のカフェでエミリさんとお茶をしながら、今回のオーダーについてお伝えさせて頂いたポイントは3つ。

POINT1
体にフィット&長所は強調しつつ悩みパーツは程よくカバー
POINT2
ビジネス&フォーマルでも堂々と活用できるデザイン
POINT3
フランスを思わせるフォルム/柄

オーダーメイドの良さは、デザインやフォルムにまつわる自由度はもちろん、既製品に感じていた“違和感”や着心地にまつわる悩みをしっかりカバーしてくれること。

話しを進めていくと、同じフィット感でも着用するシーンによって、生地で工夫する場合とサイズのディテールで調整する場合と、実にさまざま。「今回はビジネスシーンでご着用ということでサイズ感を重視しましょう」とか、「バストまわりが気になるのであればここの丈を少しあげて、この部分を調整して……」と、話を聞きながらサササッとデッサンを何パターンか描きあげるエミリさん。

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エミリさんは手元“も”綺麗なんですよねぇ(美容家的感想 笑)

絵心がまったくない私は、このオリジナルのデッサンに素直に感動! 因みにエミリさんはモード界の帝王であるイヴ・サン=ローランやカール・ラガーフェールドなど、名だたるデザイナーが腕を磨いたパリの「オートクチュール組合付属専門学校」を卒業。その後、オペラ座や「バルマン」など芸術の都で経験を積まれたとのこと。

私の話す断片的なイメージを汲み取ってサッとデザイン画へと再現できるセンスに「さすがプロのデザイナー」と、ただただ畏敬の念を覚えるのでした。

さて、話を戻します。
POINT3の生地まわりについては、色みや質感などの希望、あるいは苦手なトーンを伝えたり、気になるワンピースの画像などを見せつつも、エミリさんのセンスにお任せすることに。普段もエミリさんが実際に生地屋さんに赴いて似合いそうなものを見つけたり、サンプルを複数取り寄せたり。その上で再びお客様とお打ち合わせしてFIXすることが多いそう。

最後に、次回の採寸と生地のチェックの日にちを約束して終了。今回のデッサンをベースに生地などを照らし合わせながら詳細を練ってくださるとのことでした。

この段階からオーダーメイドの楽しさである作っていく過程や時間すらもワクワクに変わってくる私。エミリさんとの次回のアポイントが楽しみで仕方がなかったのでした。

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カルリエ クチュールさんのHPはこちらから >
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