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2020-05-21

遊び上手なフランス人


「仕事が大好き!」という人は男女問わずいる。何かを生み出すワクワクを楽しんでいたり、目の前にいる人を喜ばせたり。そういう人は必ず表情や声が輝いているので、私も大好き。

一方、プライベートで私が好きなのは、遊び方を知っている人。おうち時間でも本を読んだりゆっくり体をうごかしたりと自分のために時間を使えるひとのこと。

植物のお世話やインテリアへのこだわり、新しい料理への挑戦、一人カクテルアワーなどなど、限られた材料のなかで新しいなにかを作れるひとは創造力豊かでとても魅力的だと思います(逆にフラフラ飲み歩いてしまう人は他力本願で遊び方を知らない、あるいは孤独に弱いのでは、と)。

ところで、フランス人のライフスタイルは普段から自分ファーストで、プライベートや家族を最優先するというのは有名な話。それについては正直、賛成も反対もない。自分ファースト過ぎる父親で大変苦労したから、というのもありますが(笑)

でも、フランス人に対して私が感心してしまうのは、総じて“遊び方を知っている”ということ。お金があってもなくても、遊び方は基本的に学生の頃と変わっていない。でも、常に一生懸命でそこに知識と経験だけは確かに積み重ねていくので、時間がより深いものになる。

コロナウィルスで、仕事とプライベートの時間を見直すきっかけとなった今、私も時間の使い方を試行錯誤している女性のひとり。

どちらにウェイトを置くかの正解はありません。大切なのは自分がどう生きたいか。忙しい状況を変えられないのであれば、美容の力を使って、おうち時間を充実させることが重要です。

食事、寝ること、運動、スキンケア、お風呂、インテリア、ワードローブ。どれでも良いので、まずは好きなところから夢中になってみよう。あるいは、苦手なものから勉強も兼ねて取り掛かれば、好きなことがもっと増えるかもしれない。住環境が世界一整っている日本では、少しの工夫で驚くような変化を得られるので、見直さない手はありません。

そうすれば、日本とフランスの“良い所取り”ができるはずです。

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