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2020-06-16

髪を洗わないフランス人


Bonjour à tous!

意外と知られていないのが、フランス人は髪を洗わないということ。あるいは、これまで洗っていたとしても“髪を極力洗わない方向”にシフトしている。フランスの記事を見ていると、1週間髪を洗わないでどうスタイリングを楽しむかというものもザラにあるので驚くのだけど、理由はいくつかある。

まずひとつめが水道水の問題。硬水のフランスで髪を洗うとわかるけど、日本と同じプロダクトを使っても髪がゴワゴワになってパサつきが目立ってしまう。同じ理由で、フランスでは洗顔を慎重に行う必要がある。間違ったプロダクトを使うと一気に顔が乾燥してしまうし、日本で当たり前に使用されているオイルクレンジングはもってのほかだ。

ふたつめは髪質の問題。フランス人は日本人と比べて髪が細くうねりがでやすい。毎日髪を洗っていると髪が広がり、さらには硬水の成分も手伝って髪が乾燥した印象になってしまう。逆に、洗わないことによって頭皮から程よい天然の油分が出て、髪にツヤが出る。

さらにはシニヨンやポニーテールが好きなフランス人にとってはこの油分が程よいまとまりをもたらしてくれる。髪にスプレーやジェル、ワックスなどをつけたがらない彼女たちにとっては、この“天然のスタイリング剤”を活用しない手はないということだ。

3つめは、そもそも湯船に入らないということ。日本だと毎晩湯船にじっくり浸かると汗をたくさんかいてきっと髪を洗いたくなってしまうはず(あと、日本の高温多湿な気候も考えられますね)。いまだにシャワー文化(あるいはシャワーすら浴びない!?)のフランスでは、特に忙しい夜はさっと体を流すだけの日も大いにある。フランスには素敵な香水が豊富にあるし、ここ数年では髪を洗わない派の人のためのドライシャンプーも大大ヒットした。

さて、私はというと実は髪を洗わない派。もちろん、日本に住んでいるから相手に不快感を与えないよう、最低限のマナーは気遣っているつもりだけど、洗わない方がすこぶる髪の調子が良い。そしてあるタイミングでコンディショナーも一切使うのをやめました。今は2〜3日に1度の洗髪に留めているのだけど、そこに至った経緯についてはまた次の記事で書こうと思います。

日本の場合は水道水も軟水で美容にとってはとても良いので、髪を洗う頻度についてはフランス人のように極端に減らす必要はないと思う。でも、ドライヤーやバスルームやドレッサーに並んだ数多くのヘアケアプロダクトたちが、髪や頭皮の負担や悩みを増やしてしまっているのは間違いないと感じています。

世界的にヒットした“パリジェンヌは10着しか服を持たない”ではないけど、やはりバスルームで行うヘアケアも、極力ミニマルに行うのがフランス流です。

A bientôt !

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