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2020-06-03

フルメイクより、自分の肌が主役


社会人になりたての20代前半の頃。
忙しさにかまけてファンデーションを買いにいけず「どうしよう、お気に入りのファンデーションがない。昔のアイテムでも使うかな…」と、ぼそぼそと呟いていたときに母がひとこと。

「そこは妥協するポイントじゃない」とバッサリ。

それ以降、私はファンデーションに対して一切の妥協をやめた。日中の肌を美しくしてくれるファンデーションはきちんと選び、毎日納得したものを使おうと決めたのだ。

もちろんノーファンデで過ごせれば一番良いのだけど、ここはフランスではなくて日本。ファンデーションでつくられた“端正な肌”は、相手への気遣いにもなる。そして何よりも私は、日々頑張る女性の肌を艶っぽく演出してくれるファンデーションというツールが好きなのだ。

その一方で、少しだけその存在を見直したいのはプレストパウダー。アイテムの良い悪いはさておき、肌にベースメイクを重ねれば重ねるほど、負担や摩擦になることは必至。

日本の美容雑誌で一番驚くのはその工程の多さ。プライマー→日焼け止め→下地→ファンデーション→コンシーラー→パウダーと、まるでフルコース。さらに、そのメイクを崩さないようにすべく日中は化粧ミストに、夕方のあぶらとり紙に、さらに重ねるファンデーション…。毎日フルコールが食べられないのと同じで、これでは肌も疲れてしまう。

もうひとつ感じるのは、プレストパウダーが持つ粉っぽさは、総じてその人らしさを消してしまうような気がする(ヨーロピエンヌを見渡しても、パウダーを塗り重ねた肌はまず見ない)。浮いてしまった肌色のストッキングと同じで、色気をあまり感じないのだ。

私的には、日焼け止め+ファンデーション、もしくは日焼け止め+コンシーラーくらいのミニマルな工程でベースメイクを済ませるのがベストと考えている。パウダーを探す時間とお金を、ファンデやコンシーラー、そしてスキンケアに費やす方が、肌もきれいになって長い目で見ると正解だ。

なお、ファンデーションは昨日の記事でいうところの“2”の部分にあたる。つまり、オーガニックなどにはこだわらず、幅広いブランドを見て選んで購入するアイテムということ。最近のお気に入りは「NARS」のクッションファンデーション。ハイカバレッジとツヤ感が絶妙で、自分らしい表情豊かな肌が叶う。フランスのブランドだと「ジバンシイ」あたりも優秀。コンシーラーは定番の「YSL」を。

日本ブランドだと「THREE」「ポール & ジョー」「ADDICTON」「クレ・ド・ポー・ボーテ」あたりが好き。とはいえ、トレンドのリップなどと相性が良いのはやはり海外ブランドかな、とも。

日中のメイクアップはカラーものを含めて、仕上がり重視で気持ちが高まるものを。夜のスキンケアは自分をたっぷり癒すツールとして、肌に優しいものを。

悩みに振り回されず、ミニマルにコスメを選んでいけば、きっと肌もそれにこたえてくれるはず。

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