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2020-06-21

日仏的“スキンテラピー”という考え方

Bonjour à tous!

美しいということはまず健康的であること。そんな話を今週末知り合いと話していました。

そのために必要なことは「食事・睡眠・運動」。どの角度から考えても、やはりこの3つに尽きるのです。一方で、化粧品やサプリメントなどはそれを助けたり、長所をのばしたりするものとして活用するもの。逆に、この3つのどれかが欠けていると、どんな高価で成分の良い化粧品を投入したところで“焼け石に水”となってしまう。

でも、私たちは化粧品がもたらす質感、そして香りにとても癒されるし、女性であることを思い出させてくれます。私はバスソルトを溶かしたお風呂に入り、1日の汚れを落とした肌をケアする時間がとても好き。「今日も1日よく頑張った」と、自分をねぎらう言葉を心のなかで思い浮かべるようにしています。

もちろん、余裕がなくてグーグー寝てしまう夜もあるし、年に1〜2回はメイクしたまま寝落ちして朝になってギョッとすることも。そんな朝でも「しっかり寝れたから良し!そしてここまでよく頑張った!」と自分を決して責めず、むしろいつも以上に褒めるようにしています。

日本の美容誌は世界一情報量が豊富で、尊敬しています。ですが、たまに「メイクを落とさないと3歳老ける」「保湿しないと即おばさん」といった呪縛の言葉がたくさん書かれています。そして、これを間に受けて悩んでしまう読者が少なからずいて、私としては胸が痛くなるのです(そもそも、3年分の歳を重ねて何が悪いの?という話です)。

冒頭でも書いた通り、美しさにおいて大切なのは「食事・睡眠・運動」ですが、同じく重要なのはメンタル。スキンケアが発揮する効果はあくまでも角層までなので、結局のところ、スキンケアの役目は私たちの肌の表面と心を整えることにあると思います。つまり、あくまでも“スキンテラピー”であって、何かのプレッシャーになるなんて本末転倒も良いところなのです。

常に自分のための美容を心がけていれば、自ずと「食事・睡眠・運動」も、どのように取り組めが良いか見えてくるはず。一緒に見つけていきましょう。

A bientôt !

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